災害級の暑さで地球が沸騰する時代に到達!人類が生き残るためには

本サイトはプロモーションが含まれています。

今回は、災害級の暑さで地球が沸騰している時代に突入した件についてのお話です。

近年では毎年暑くなる時期が早くなり、最高気温や猛暑日の連続日数が更新されています。

もう、5年前の暑さ対策では無理があり、エアコンがなければ室内でも正常な暮らしができないほどです。

大げさではないですが、今後人類が生き残るためにはどうするべきかを考えてみました。

目次

「地球が沸騰している時代」に、起きている現象を調査してみた!

2023年7月27日に、国連のグテーレス事務総長が会見で「地球温暖化の時代は終わりました。地球沸騰化の時代が到来したのです」と伝え、各国や企業に対し気候変動対策を加速させるよう求めています。

この発言の根拠は世界中で災害級の暑さが観測されており、2023年7月の世界の平均気温が史上最高となる16. 95度以上となることにあります。

そこで今回は、地球が沸騰しているとの根拠となる異常気象の現状を調査し、もしも地球温暖化が進んでしまうと、未来はどうなるのかを予想してみました。

日本国内でもメディアが「災害級の暑さ」と表現

日本国内でも7月に入り猛暑日が連続しており、各メディアでは「災害級の暑さ」との見出しで、天気予報やその他のニュースを報じています。

実際に国内の最高気温がどうなっているのか、7月~8月19日までの気温を道府県別に調査してみました。

ランク日時地域最高気温
1位8/10石川県小松市40.0℃
2位8/05福島県伊達市40.0℃
3位8/14新潟県三条市39.8℃
4位7/27大阪府枚方市39.8℃
5位8/09福井県坂井市39.7℃
6位8/09新潟県新潟市東区39.7℃
7位7/16群馬県桐生市39.7℃
8位7/26埼玉県比企郡鳩山町39.7℃
9位8/15新潟県長岡市39.6℃
10位8/09新潟県村上市39.6℃
あなたの生活情報より編集

10位までの最高気温を一覧にまとめてみると、意外にも新潟県内で最高気温が4回も確認されています。冬には1m以上の雪が積もる地域なのに、夏も最高気温を記録するのは驚きでした。

さらに、10位までの気温を平均すると39.8℃になり、確実に体温以上の暑さとなっています。

熱中症による搬送者も2.3倍!

総務省消防庁 熱中症情報

総務省消防庁が公開している2023年5月1日~8月13日までの、熱中症による救急搬送人員を確認すると、7月に入ってから急激に搬送人員が増えていることが分かります。

特に7月17日~23日までの1週間の速報値を、2022年(令和4年)の同時期の数値と比較すると次のようになります。

調査期間搬送人数
2023年7月17日~23日9,190人
2022年7月17日~23日4,078人

このように、去年の数字と比較すると約2.3倍もの熱中症患者が発生し、救急搬送されています。このことから、今年の7月は体が暑さへの体制が整っていない状態で高温となったため、多くの方が熱中症で倒れてしまったことが分かります。

また、その週の都道府県グラフを確認すると、東京(916人)・埼玉(625人)・神奈川(498人)・千葉(405人)・愛知(668人)・大阪(621人)・兵庫(457人)・福岡(416人)と、都市圏に搬送者が集中していることが分かります。

都市圏ではビルや道路からの放射熱にてヒートアイランド現象が起きやすく、気温よりも体感温度は高くなる傾向があるため、体が暑さについていけなかったのでしょう。

総務省消防庁 熱中症情報

アメリカのデスバレーでは53℃を超えた

世界で最も暑い場所と知られているアメリカ西部のデスバレーでは、気温が53℃を超える暑さとなっています。ものの1分で乾燥してしまうほどの暑さにて、本当に死の谷と化しています。

ヨーロッパでは熱波で大規模な山火事が発生

ヨーロッパでも異常気象は猛威をふるっており、ギリシャのロードス島では熱波によって大規模な山火事が発生。1万9,000人が避難する事態に陥っています。ロードス島は観光で有名な島ですが、観光どころでなく避難難民が多く発生しています。

ハワイ マウイ島の山火事も異常気象が発端

現在も大きなニュースとなっている、ハワイマウイ島での山火事は街が消える事態となっています。原因は強風で断線した電線によって火災が発生したと報じられていますが、異常気象によるハリケーンの接近がなければ断線も起きることはなかったでしょう。

暑さだけでなく経済的な打撃が生活をひっ迫する

7月から8月にかけて、毎日のように酷暑が続いています。また、台風による豪雨被害も各地で起きていて、床下・床上浸水した家屋も多く、暑さに加えて生活の基盤さえも奪われた方が多くいます。

そればかりでなく、暑さ対策にはエアコンが必須であり、どんなに節電してもエアコンを止めることはできません。

電気代の高騰が生活に大きなダメージを与える

昨年の冬から続く燃料費の高騰は、現実として多くの家庭や企業に大打撃を与えています。燃料費高騰を筆頭に物価高による関連倒産は46件(東京商工リサーチ調べ)で、前年比約1.6倍にものぼっています。

国民生活にも燃料高騰は大きな問題となっていて、エアコンを使用した際の電気代、ガソリン代、食費代が増加することは確実であり、経済的なダメージが大きくなるのは間違いないでしょう。

地球温暖化を止めて人類は生き残れるのか?

国連のグテーレス事務総長は、G20による温室効果ガス排出が世界の8割を占めていることを告げ、各国や企業に対して気候変動対策の強化や前倒を求めています。

2016年に発行された「パリ協定」では、世界共通の長期目標として「2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求する」ことなど、温暖化対策が協定されています。ただし、実行されて効果が表れているのかというと、そうでもないようです。

2030年には温暖化ガスは10.6%に増える

2022年10月の日本産経新聞の記事を確認すると、2030年の温暖化ガスの排出は2020年と比較して、10年比で10.6%増えると予想されています。つまり、パリ協定での気温上昇を1.5℃抑えるための45%減にはほど遠いことが分かります。

ということは、これからも災害級の暑さや異常気象は、ますます増加することが予想されます。

このまま温暖化が進むとどうなるのか予想して見た!

温暖化対策を施していても、現状の対策では地球温暖化を止めることはできないようです。では、地球温暖化がこのまま進むと何が起きるのか予想して見ました。

北極海の氷が全て溶けて温暖化が加速する

北極海の氷は現在でも溶け続けていて、2030年には夏場は完全に氷が溶けるといわれています。冬場にはまた氷ができますが、一度でも氷が全て溶ければ温暖化がさらに加速することとなります。

南極の氷が溶けて海面が約60m上昇し都市が沈む

日本沈没ではないですが、南極の氷が全て溶けてしまい地球全体の海面が約60m上昇します。そのため、海沿いの都市は全て海の中に沈むこととなります。

当然日本においても、東京・大阪・名古屋・福岡など重要な都市圏が全て水没し、国家としての機能を失う可能性が高くなります。

極端な異常気象が頻発する

現在でも異常気象は驚異となっていますが、温暖化が加速することで現状よりも極端な異常気象が発生するでしょう。

大型のハリケーンや台風、豪雨など、これまでにない規模の災害が発生する可能性が高くなります。また、熱波によって人間や動物が生存できない地域が出現しても不思議ではありません。

農作物が収穫できず食料危機に陥る

豪雨や熱波、大雪など、極端な異常気象によって農作物が被害を受けて、世界中で収穫できない状況に陥る可能性が高くなります。そうなれば、食料危機に陥って世界中で餓死者が増えてしまうでしょう。

生態系の変化によって絶滅する生物が増える

現時点でもレッドリストには多くの絶滅危惧種が掲載されていますが、生態系の変化によってそれ以上の生物が絶滅してしまう可能性があります。

また、生態系が崩れることでこれまで食として提供されていた、牛や豚、鶏などを食べることができなくなる可能性は高いです。

諦めることなく個人レベルのエコ対策も重要

先の温暖化が進むとどうなるかの予想では「生きていくことができるか分からない状況」となります。

ただ、そうならないためにも、政府によるエコ対策が重要視されていますし、個人レベルでも諦めることなく、小さなエコを積み重ねる努力は必要でしょう。

個人レベルで可能なエコ活動

個人レベルで可能なエコ活動には、次のような活動を挙げることができます。「自分がこんなことをしても何も変わらない!」と諦めずに、小さなエコを積み重ねることで温暖化を遅らせることができるかも知れません。

  • 不必要な電気は使わない
  • エアコンの温度設定をしっかり行う(夏は28℃・冬は20℃に設定)
  • 省エネの照明器具に交換する
  • 食べ残しを失くす
  • なるべく自転車や徒歩での移動をする
  • ポイ捨てはしない
  • ゴミの分別はできるだけ行う

まとめ

今回は、災害級の暑さで地球が沸騰する時代に到達した件について、どのような現状にあるのか調査してみました。そして、このまま温暖化が進むとどうなるのかも予想しましたが、全く夢のお話ではないと感じています。

ただ、そんな未来に絶望することなく、今自分たちができるエコ活動をすることが、未来を変えるきっかけになるかも知れません。

原子力や石炭燃料の問題、排気ガス問題など大きな問題は政府に任すしかありませんが、小さなエコを積み重ねることは可能です。できるエコから、一緒に取り組んでいきましょう。

あなたの生活情報
総務省消防庁 熱中症情報
日本産経新聞 2030年温暖化ガス10.6%増 各国目標分析、パリ協定遠く

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

目次