ニートの引きこもりは成立するのか?部屋に閉じこもると病院へ直行

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よく、ニートとなり部屋に引きこもる状況が小説やマンガで描かれますが、現実にあり得ると思いますか?

部屋中のカーテンを閉めて、部屋に閉じこもってゲームや読書、寝たきりなど、つまり部屋のなかでゴロゴロして毎日を過ごす訳ですが、実は現実にはあり得ない光景なのです。

正確にいうと、そのような生活は日光によるビタミンDを生成しなくなるため、免疫システムが低下して病気になり病院に直行することとなります。

その観点から今回は、ニートによる引きこもりは成立するのかについて解説します。

目次

そもそもニートの定義とは?

「ニート」との単語をよく使いますが、どのような状況にある人物をニートと呼べるのでしょう。

仕事に就いていない点では無職と同様ですが、ニートは15~34歳までの若年層が該当します。

つまり、15~34歳までの学校に行くことなく働くこともしない人をニートと呼び、35歳以上になると無職と呼ばれます。

そのほか就学していない若者に限定してニートと呼ぶ

先の15~34歳までの年齢層以外でも、義務教育を終えた16歳(15歳)~19歳までの若者で、学生でもなく仕事にも就いていない、そして就職するための職業訓練さえも受けていない人をニートと呼ぶこともあります。

これは、ニートとの言葉が生まれたイギリスの「Not in Education, Employment or Training」の各単語の頭文字をとって「NEET(ニート)」と呼ばれています。

ニートは成立しても引きこもりは成立しない理由

さて、ニートの意味をお分かり頂けたところで、ニートが成立しても引きこもりは成立しません。

まずは「ニート=引きこもり」の公式は、マンガの世界だけと思ってよいでしょう!

その理由を科学的根拠に基づいて、今から解説します。

ニートでも外出して遊ぶことも散歩もできる

ニートだから部屋に引きこもると限られる訳でなく、働かない若年層というだけで外で遊ぶことも散歩も可能です。

遊ぶためのお金はどこから調達するのかは別問題として、スケートボードで遊んだりストリートバスケで対戦したりと、学校に行ったり仕事をしない分、同年代の誰よりも自由に時間を使うことができます。

もしかすると、このような外で遊ぶニートの方のほうが、健康的な生活を送っているのかも知れません。

部屋のカーテンを閉め切って引きこもることはある?

では、外出することなく部屋に引きこもり遮光カーテンを閉め切って、外界から遮断された部屋で過ごすニートは実在するのでしょうか。

恐らく存在しているとしても、それはもはやニートではなく病人と言っても過言ではありません。

ニートだから部屋に引きこもる訳でなく、対人恐怖症やうつ病、適応障害、パニック障害など、他人との関係に精神的に問題ある病気を抱えているからこそ、部屋に引きこもってしまうのです。

したがって、先にもお伝えしたとおり「ニート=引きこもり」ではなく「引きこもり=精神的な病気」が正しいと言えるのではないでしょうか。

部屋に引きこもると病院に入院する結果となる

人間が健康な生活を送るには日光は重要であり、体内時計を正常にする役割を持っています。

朝起きた際には朝日を浴びて、日陰でもある程度の日光浴が必要とされています。

その際には、熱中症や日焼けするほどの日光を浴びるのでなく、15~30分程度の日光浴が推奨されています。

日光を浴びることでビタミンDが生成される

日光浴が推奨されている理由は、体内でのビタミンDの生成を促す効果があるからです。

ビタミンDはカルシウムの吸収を促す機能を持っており、ビタミンDが減るとカルシウムの吸収率も低下し歯や骨がもろくなります。

さらには、ビタミンDには免疫力を高める効果もあるため、ビタミンDが減ることで免疫力が低下し病気へのリスクが高くなります。

仮に1か月部屋に閉じこもり日光を浴びない生活を続けた場合

では仮に、1か月間部屋に閉じこもり日光を浴びない生活を続けたとしましょう。

すると、免疫機能の低下によってさまざまな病気を発症します。

それに、自宅内では部屋からトイレ、お風呂までの移動距離しか歩くことがないため、筋力は低下していまいます。

そんな生活を1か月も続ければ、ほぼ確実に何らかの病気を発症して救急搬送されることになるはずです。

引きこもり死は実在する!しかしニートではなく無職の年齢

2020年11月に報じられたNHKのニュースでは、引きこもり死について調査した結果を報じています。

自宅に引きこもったことで命を落とした「引きこもり死」は現実に存在しており、調査結果では少なくとも1年間で72人が命を落としています。

引きこもり死の年齢は40歳以上の中高年

調査結果だけを見てみると、引きこもり死の年齢は40歳~64歳までの中高年が約70%を占めています。

つまり記事内で定義しているニートには該当ぜず、無職の人になっています。

恐らくですが、ニートの年齢層では親が存在しており生活のサポートをしているので、引きこもり死には至っていないと思われます。

また、前述したように「ニート=引きこもり」ではなく「病気=引きこもり」となるため、何らかの精神的疾患によって引きこもりをしてしまうのでしょう。

引きこもり死の原因は病死がトップ

ニュース記事を読んでいくと、引きこもり死の原因のトップは病死が40%であり、次いで自殺が30%となっています。

その他では、餓死や熱中症が原因で亡くなった人もいるようです。

無職で生活保護さえも受けていなければ、病気になっても病院に通院することも叶いません。

それよりも先に、引きこもっている時点で何らかの精神的な病にかかっているはずなので、病院へ行くことすら考えないかも知れませんね。

まとめ

ニートは日本では「15~34歳までの無職の人」と定義されています。

この年齢であれば、親のサポートを受けられるはずなので、働いて自立できるようにするのが最もよい対策です。

また、引きこもりはニートではなく病気の一種と言えるため、できるだけ早急に心療内科を受診した方がよいでしょう。

引きこもりの原因はさまざまですが、できるだけ日光を浴びて健康な体にすれば、少しでも引きこもる時間が少なくなるかも知れませんよ。

参考サイト
カオナビ ニートとは?【意味・定義を簡単に】ひきこもりとの違い
NHK 政治マガジン 「ひきこもり死」1年間に72人以上 全国自治体調査
再春館製薬 日光浴の驚くべき効果とは!?日光浴に当たるメリットについてご紹介

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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