土石流の速さは時速40km!発生すると逃げる術はなく飲み込まれる

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どの災害も起きると甚大な被害をもたらせますが、なかでも津波や土石流、火砕流は発生すると、とても厄介です。

たとえば、浸水被害の場合はあらかじめ、台風や前線に伴う大雨が予想されるので対策を施すことが可能です。

しかし、土石流や火砕流は突然発生し、とても速いスピードで襲ってくるので逃げようがありません。

火砕流は火山活動によって起きるので、先に避難することはできるでしょう。

しかしながら、土石流は連続した雨でも起きる可能性が高いので、最も危険性の高い災害ともいえるはずです。

そこで今回は、時速40kmの速さで襲ってくる土石流について、万一襲われるとどうなるのかを解説します。

目次

そもそも土石流とは、山が崩れて土砂が流れる現象のこと

出典:国土交通省 土石流とは

土石流とは、山地や崖などの急傾斜地域で大雨や、雪解け水などによって発生する自然災害の一種で、土砂や岩石などが大量の水と一緒に流れる現象を指しています。

土石流は、急傾斜地において大量の土砂が崩れて、流れ落ちることによって発生します。

この災害は、雨水や雪解け水が急傾斜地に浸透し地盤が緩み、重みや重力によって土砂が動き出すことで発生します。

また、地震などの自然災害によって、大きな揺れを受けることで発生するケースもあります。

土石流は速いスピードで被害は甚大となる

土石流は時速20km~40kmと非常に速い流れを持ち、周囲の建物や道路を破壊し、人命にも危険をおよぼします。

また、土石流は土砂だけでなく大きな岩石を含むため、その衝撃力は非常に強く、建物を破壊するだけでなく人や動物を圧死させる力を持っているのです。

土石流は土砂災害ハザードマップで予測されている

出典:国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所

土石流は土砂災害に含まれる現象であり、土砂災害ハザードマップに危険個所として予測されています。

その予測精度はとても高く、2014年(平成26年)8月に発生した「平成26年8.20広島市豪雨土砂災害」では、死者77人、全壊家屋133棟、半壊家屋122棟にもおよぶ、甚大な被害をもたらせました。

しかし、土石流を含む土砂災害が発生した場所を発生後に確認すると、土砂災害ハザードマップで危険個所と予測されていた個所と、ほぼ一致していたことが判明しています。

皮肉にもこのことから、土砂災害ハザードマップの精度の高さが証明されることとなりました。

土石流から逃げるには、早期避難しか方法はない!

土石流が発生しやすい個所は、土砂災害ハザードマップにて予測されています。

したがって、台風などによる大雨が予報されている場合は、早期に自宅から安全な場所に避難するしか、助かる方法がありません。

自宅が土砂災害の危険個所に入っているか、把握しておくことは非常に重要です!

地震では避難する間もなく崩れる場合がある

土石流は雨や雪解け水など大量の水と一緒に、土砂や岩が流れ出す現象です。

したがって、大雨などが降らない限り土石流が起きることはありませんが、大きな地震によって土砂が崩れるケースはあり得ます。

この場合は、大量の水で流れることはないため、被害範囲は少なくなります。

ただし、山に近い民家ではいきなり土砂が崩れてくるので防ぎようがありません。

ハザードマップの危険個所以外でも起きる可能性はあるの?

ハザードマップにて土石流危険個所以外の個所で、土石流が起きる可能性はあるのでしょうか?

実は、土石流が起きるであろう個所は沢や谷となり、渓流が存在するケースが多いです。

土砂災害ハザードマップでは、ほとんどの渓流や谷、沢を危険個所と認定しているので、指定されていない個所で土石流が起きる可能性はほぼないといえるでしょう。

100%ないとは断言できませんが、万一指定の危険個所以外で土石流が発生しても、下流には民家はないため人的被害はないといえます。

逃げ遅れて、人が土石流に巻き込まれるとどうなるかを解説!

それではここで、逃げ遅れて、人が土石流に巻き込まれるとどうなるかを解説しましょう。

若干センシティブな表現になってしまいますが、ご容赦ください。しかし、実際に土石流に巻き込まれると、その破壊力に人間は成す術はありません。

したがって、土石流が予測されている箇所からは、早めに遠ざかり速やかに避難することが重要なのです。

土石流に巻き込まれると死亡する可能性が極めて高い

まず、土石流によって大きな物体に衝突することにより、骨折や内臓損傷などの重傷を負うこととなります。

土石流には、大量の土砂や岩石などの流れがあり、その衝撃力は非常に強力です。

さらに、土石流に埋もれることによって、窒息や圧迫死することとなるでしょう。

土石流が流れ落ちる際には、人間が行動していた場所を覆い尽くし、土砂や岩石の重みによって窒息や圧迫死を引き起こすケースがほとんどです。

また、土石流の流れに巻き込まれた場合、水流による溺死や、土石流が運んだ周辺の有害物質や化学物質による中毒などの危険もあります。

土石流が襲う動画をご紹介!

最後に、実際に土石流が住宅や人々を襲う貴重な動画が残されていますので、ご紹介しておきましょう。

みなさんの記憶にも新しいと思いますが、2021年(令和3年)7月3日に熱海市で起きた「熱海市伊豆山土石流災害」です。

土石流が下流を襲う状況を撮影した動画を、朝日新聞デジタルからご紹介します。

非常にセンシティブな内容となっていますので、閲覧にはご注意ください。

まとめ

今回は、土石流について詳しく解説してきました。

土石流は非常に速いスピードで襲ってきますから、逃げる余裕はありません。

土石流から逃げる手段は、起きる前にその場から逃げ出すことしかないのです。

もしも巻き込まれれば、命はないでしょう。

そうならないためにも、土砂災害ハザードマップにて土石流危険個所や、土砂災害危険個所を把握する必要があります。

平時からの土砂災害への知識が、命を救う最大の手段といえるでしょう。

参考サイト
国土交通省 土石流とは
国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所
朝日新聞デジタル

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これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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