こんばんは!ライターの永野です。
時刻は2時13分。「祝日を家族のために捧げたい」という奉仕の精神のもと、深夜に頑張って執筆をしております…。お子さまを抱えるご家庭なら、一度は「無駄な祝日イラネ」と思われることがあるでしょうが(ない方はゴメンナサイ)、私は毎週のように「土日はよ終われ」と思いながら過ごすタイプです。ちなみに夏休みは長男を学童に預けずに40日ほど自宅で見ていたので本当に本当に地獄のようn…楽しい日々を過ごしました(ニッコリ)。
話が少しそれましたが、今回のキーワードは「盗聴器 見つけ方」。いつものサジェストチェックからいってみましょう。
電卓、コンセント、ラジオ、スマホ、車など、さまざまなワードが関連キーワードとして出てきました。これらが何を意味するのか、私は調べるうちにわかりましたよ!
と、いうわけで、今回は多くの方のニーズを満たせるであろう、「簡単な盗聴器の見つけ方」をテーマに、進めていきたいと思います。
盗聴器が自宅に仕掛けられることはある?
そもそも、「自宅に盗聴器が仕掛けられることなんてないでしょ~」と思われる方も多いのではないでしょうか。まずは、実際に盗聴器が自宅に取り付けられる可能性がどれくらいあるのかを、解説します。
確率としてはほぼ「0%」に近いと思ってよい
「盗聴器 見つけ方」というキーワードで多くの方が検索しているので、盗聴も他人事ではないのかな、などと思われる方もいるでしょう。しかし実際、一般住居に盗聴器が仕掛けられる確率は、限りなく「0%」に近いといえます。
誰かから恨みを買っている可能性がある、やましいことがある方などは、「もしかしたら」があるかもしれませんが、基本的には「盗聴はされていない」というスタンスで日々を過ごしても、問題ないといえるでしょう。
地域によっては盗聴波が多く確認されることも
盗聴器が実際に自宅に仕掛けられる確率は非常に低いものの、地域によっては「盗聴波」が確認される事例が多いところもあります。代表的なのは大阪で府だといわれています。
盗聴波に関する都道府県のランキングを調べたところ、盗聴器発見のお仕事をされている方が、2010年にブログに掲載したものが見つかりました。
「ある本の報告」など、ぼかした内容となっていますし、12年前の情報なので現在は変わっている可能性もありますが、当時の1位は東京都、2位が神奈川県、3位は埼玉県と、トップ3は関東地方が占めており、4位大阪に次ぐ5位も、関東地方の千葉県だったようです。「都会に多いのか」「治安が影響するのか」といった予測も立てられますが、6位以下を見てみると、岡山県、静岡県、兵庫県、愛知県、北海道と、必ずしも繁華街があるような都会ではなく、比較的人口の多い地域であることがわかります。
「とりあえず」調べるならお金はかけたくない!
盗聴器が仕掛けられる確率を考えると、特に自宅に関して調べる必要はないように思われますが、念のため調べたい、簡単に調べられるならやってみたいと思われる方は、意外にも少なくありません。
特に、上記の地域に該当する方ならなおさらではないでしょうか。
筆者も「簡単」かつ「お金がかからない」なら、1度は自宅に盗聴器が仕掛けられていないか、調べてみたいものです。そこで、何事にもできるだけお金は使いたくない、つまり「倹約家(?)」である筆者は、簡単かつ費用をかけずに調べられる盗聴器の見つけ方を調べてきました!
簡単!自宅にあるものでできる盗聴器の見つけ方
費用をかけずに盗聴器を見つけるなら、自宅にあるものを使うのがベストです。ラジオを使った盗聴器の見つけ方は特に簡単なので、ぜひ実践してみてください。
有名なのはラジオを使った見つけ方
ラジオを使った見つけ方の手順は、以下の通りです。
①テレビをつける、音楽をかけるなどして部屋のなかに音を流す
②FMラジオの周波数を低いところからゆっくり高くする
③ラジオのスピーカーから聞こえる音に注目する
音の変化をよく聞いたとき、室内の音がしたら、「盗聴器が仕掛けられている」と判断できます。これは、FM電波を利用した盗聴器のみ有効です。その他の電波を利用した盗聴器発見には使えないので、注意しましょう。
ご自宅にラジオがないという方は、この機会に機能性の高いラジオを購入してみてはいかがでしょうか。災害時に役立つ多機能ラジオはアウトドアでも重宝しますし、安価に購入できる商品も多数。日々活用すれば「もったいない」ということはありません。
固定電話やテレビでも見つけられる可能性が?
もし、ご家庭に固定電話がある場合、使用中にノイズが入ったら要注意です。これは「電話が盗聴されている」可能性を示唆しています。アナログ回線の場合は、電話線にクリップを挟むといういかにも「アナログ」な方法で、簡単に盗聴されてしまいます。光回線を使用している場合は、この方法では盗聴できませんが、部屋に仕掛けた盗聴器など、別の方法で電話の内容を盗聴されている可能性があるので注意しましょう。
テレビにノイズが走る場合も要注意です。ノイズは盗聴器の電波がテレビの電波に干渉して起こっていることもあるので、続くようであれば盗聴を疑いましょう。
スマホアプリでも盗聴器は見つけられる?
多くの方が所有しているスマートフォンにはさまざまなアプリがありますが、最近は盗聴器が仕掛けられているかどうかを調べるアプリも存在します。無料でインストールできるものもありますが、スマホの盗聴器発見アプリはアナログ波を受信できません。
また、特にAndroidの場合は、信用度の低いアプリである可能性もあるため注意が必要です。むやみにインストールをせず、ユーザーの評価なども参考にしながら、インストールするかどうかを検討しましょう。
盗聴器はどんなところに仕掛けられている?
盗聴器が仕掛けられているかも、と思ったら、どこに仕掛けられているかを探り、見つけて盗聴を止める必要があります。部屋のどういった場所に、盗聴器が仕掛けられているのでしょうか。
部屋のどんな場所にも仕掛けられる可能性が
結論からいいますと、屋内は盗聴器が仕掛けられる場所がごまんとあります。家具の内側や上部、裏側、底面など、目に入りにくい場所は、盗聴器を仕掛けやすいです。家具だけでなく、エアコンやテレビなどの家電周辺、換気扇の内側、電灯のなかや電話機周辺なども、盗聴器が仕掛けられている可能性が高いといえます。
とはいえ盗聴器もバッテリーが切れたら動きません。コンセントなど、充電環境がない場所に盗聴器を仕掛けるのは、定期的に交換・充電ができる立場の人だと思いましょう。
昔からある「コンセント型」
三叉ソケットのように、コンセントに挿すタイプは、以前から存在します。一見ソケットに見えるよう偽装されているので設置が簡単ですし、挿してしまえば電源から電力を得られるので、外されない限り半永久的に動作可能です。
最近は、パソコンのマウスやUSBメモリ、モバイルバッテリーなどの形をした盗聴器も増えています。これらもUSBポートなどに挿しこんで、安定した電力を得られるからです。突然こういったものをプレゼントされた場合は、贈り主との関係も加味しながら、盗聴器かどうか確認するのもよいかもしれません。
最近は「電卓型」や「ペン型」「時計型」なども
電卓やペン、時計のような小物は、自宅やオフィスにあっても違和感がありません。最近はこうしたアイテムを模した「偽装型盗聴器」も増えているようです。身近なものなので、「まさかこんなところに仕掛けられているはずがない」と思われがちですが、見つけ方を試して反応があったら、こうした小物もチェックしてみましょう。
「買った記憶がない」「いつの間にかあった」と思う小物がある場合は、要注意です。
スマートフォンの「盗聴アプリ」にも注意
スマホアプリには「遠隔監視」ができるものもあります。知らないうちにこうしたアプリをインストールされてしまうと、盗聴はもちろん、盗撮をされる、位置情報を把握される、通話履歴を見られるなど、さまざまな個人情報を侵される可能性が。
しかも盗聴アプリのなかには、インストールされている、起動していることを隠しながら使用できるものもあるので危険です。インストールした覚えのないアプリが入っている場合には、すぐに削除することはもちろんですが、「絶対に盗聴されているとしか思えない」という場合には、起動中のアプリをチェックしてみたり、バックアップを取って一度初期化するのも、1つの方法だといえます。
住居だけじゃない!車のなかにも盗聴器?
「盗聴器 見つけ方 車」が検索上位にあることからもわかるように、車に仕掛けられた盗聴器を見つけたいという需要も一定数あるといえます。車に仕掛けられやすいのは、リアルタイムの聞き取りよりも、証拠として残すための小型のボイスレコーダー、入手しやすく遠隔操作も簡単なスマートフォンやデジタル盗聴器、室内同様、小物を模したり目立ちにくい場所に仕掛けるタイプの盗聴器などです。
車は狭いからすぐに盗聴器が見つかりそうなイメージですが、仕掛けられる場所が多く、設置された場合もわかりやすいサインがないため、発見は簡単な作業ではありません。隅々まで調べるのも方法としては「アリ」だといえますが、車で盗聴されている可能性があるときは、専門家に相談するのがベストではないでしょうか。
怪しいと思ったら発見機購入、探偵や警察への相談も視野に入れて
簡単な方法で盗聴器が仕掛けられていないか調べてみて「怪しい」と思った場合、また日常生活のなかで、明らかに個人情報が流出していると感じた場合は、市販の盗聴器発見機を試すのも、1つの方法です。簡易的な方法よりもより細かに、盗聴器の有無や設置場所を知ることができます。
市販の盗聴器発見機は、安価で購入できるものもありますので、もしものときは検討してみてはいかがでしょうか。
また、探偵に盗聴器発見の依頼をする、警察に盗聴されている可能性があることを相談するのもよいでしょう。「ほぼ0%」とはいえ、兆しが見えたら「倹約」ではなく費用や手間をかけてのプロへの相談で「早期解決」をするのがベストです。
簡単な見つけ方で、自宅を危険から守ろう
お金をかけずに簡単にできる盗聴器の見つけ方は、ラジオやテレビ、電話を使用したものです。無料のスマホアプリが活躍するケースもありますが、信頼できるものを選ぶようにしましょう。
盗聴の被害は非常に深刻です。被害が拡大しないよう、怪しいと思ったら迅速に盗聴器排除や犯人特定のための行動を起こすことも、忘れてはいけません。早期発見で、自宅を危険から守りましょう。
編集後記
私が関わらせていただいているライティング業務は、多くが匿名記事であり、「中の人」は登場しません。読者の方にとって重要なのは、有益な情報、つまり私が執筆した「結果」です。
多くの媒体では、私が頭痛に悩まされたり、終わらないアイロンがけで「無」の時間を過ごしたりしながら執筆したりという「過程」は重視されません。しかし、この「防災新聞」というメディアにおいては、「ありのままの永野栄里子」を徐々に開放できている気がします。
アカウントを作成してから今日まで、ただただ日常を垂れ流しているだけのTwitterも、私自身の頭の整理に役立っています。
ライター4年目、人間34年目の私はここ半年ほどいろいろと疲れていて、多分仕事にも希望がなく、いただいたキーワードをただ形にしていくだけの作業に、どこか希望をなくしていたのかもしれません。著名なライター、有能なライターになれるかどうかはさておき、今、私はこの新たな試みにワクワクしています。
「防災」を知り、多くの方に伝えるなかで、私も多くの大切なものに、これからも気づいていきたいなと思います。