フェード現象は下り坂で起きる!オートマ車でもエンジンブレーキは必要

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フェード現象は教習所で習う知識ですが、実際に遭遇したことのある方は少ないかも知れません。

2022年10月13日に、富士山麓(さんろく)を走る静岡県小山町の県道「ふじあざみライン」で、観光バスが横転し乗客1名が死亡、26人が重軽傷を負う事故が発生しています。

事故の背景は別にして、原因については「フェード現象」が起きたことによる見方が強まっています。

今回はこのフェード現象が起きる原因と、回避する方法について解説します。

目次

フェード現象とはブレーキパッドの摩擦力が減って起きる現象

改めてフェード現象について解説すると、下り坂などでフットブレーキを多用することで、走行中にブレーキが効かなくなる現象です。

1:下り坂などでフットブレーキを多用する
2:ブレーキパッドが高温になり摩擦材の熱分解でガスが発生する
3:発生したガス膜がブレーキローターの間にはさまる
4:ブレーキパッドの摩擦力が極端に減る
5:ブレーキの効きが悪くなる

フェード現象が起きる手順を解説すると、上記のようになります。

ブレーキを踏まないと減速しないのでは?

ワン子

でもブレーキを踏まないと車のスピードは落ちないよね?

シゲネコ

フットブレーキじゃなくてエンジンブレーキを使うんだよ!

ワン子

エンジンブレーキってなに??

シゲネコ

シフトダウンしてエンジンの回転数を上げることで、強い制動力を得る方法だよ。

ワン子

シフトダウン?回転数を上げる??よくわかんない・・

オートマ車でエンジンブレーキを使う方法

シゲネコ

それじゃあ、オートマ車でエンジンブレーキを使う方法を解説しよう!

・オーバードライブをオフにする
・D(ドライブ)から、3速⇒2速にレバーを変える

ワン子

これがエンジンブレーキになるんだ!

シゲネコ

そうだよ!カンタンでしょ!

シゲネコ

でも、はじめて使うと「車が壊れる!!」って思うかも知れないね。

ワン子

どうして、そう思っちゃうの?

エンジンブレーキを使うとエンジン音が大きくなるので驚いてしまう!

シゲネコ

エンジンブレーキを使うと、回転数が上るので大きなエンジン音が聞こえてくるんだ!

ワン子

そんな驚くほど大きな音がするの?

シゲネコ

タイミングにもよるけど、かなり大きな音がするね!

シゲネコ

だから、驚いてもとのD(ドライブ)に戻す人もいるよ。

エンジン音が大きくなるのはブレーキが効いている証拠

シゲネコ

でもエンジン音が大きいのは、ブレーキが効いている証拠だし、スピードが落ちるから体感で分かるよ。

ワン子

だから、怖がらずにエンジンブレーキを使えばいいんだね。

シゲネコ

そうなんだ!壊れることはないから、坂道ではフットブレーキよりもエンジンブレーキを使った方が安全なんだよ!

ワン子

急に使うと怖いかも知れないから、一度使ってみるといいね。

シゲネコ

別に坂道だけじゃなく、信号で止まる時も使うと便利なテクニックなので、今すぐにでも試してみてね!

普段からエンジンブレーキを使う癖をつけていると安心できる

オートマ車を購入して、使ったことのあるギアはR(バック)・N(ニュートラル)・D(ドライブ)・P(パーキング)だけの方は少なくありません。

平地を走っていても「D⇒3速」などの、エンジンブレーキを使うと便利ですよ。

慣れておけば、坂道でも上手くエンジンブレーキを使いながら下りることができるので、フェード現象やペーパーロック現象になることなく安全な走行が可能です。

ドライブテクニックとして、ぜひ使えるように慣れてくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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