マスクの必要性と正しいつけ方を学ぼう!年齢別、種類別の選び方も解説

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新型コロナウイルス蔓延から3年。連休明けからはコロナも「5類」とされ、長いようで、振り返ってみるとあっという間にも思える自粛生活にも、一旦幕が下りたように思います。

しかし、まだまだマスクをしての生活が通常となっている昨今。小さな子どもや高齢者、疾患のある方などがご家族にいらっしゃる方は特に、「マスクをつけていたほうがよい年齢や基準」を引き続き意識していきたいところではないでしょうか。

すでにご存じの方もおおいでしょうが、マスクにもいくつかの種類があります。せっかくするなら改めて種類や正しいつけ方を知り、さまざまな感染症から身を守りたいところです。

そこで今回は、マスクの必要な年齢やマスクの種類、正しいマスクのつけ方など、気になるマスクに関する情報をお届けします。

目次

マスク装着の年齢目安は「2歳」

マスクが必要な年齢は2歳ごろからです。小さなこども以外にも、マスクの扱いに注意したほうがよい方はいるので覚えておきましょう。

2歳未満は着用の必要なし

乳児や1歳、2歳くらいまでのこどもの呼吸器は、空気の通りが狭く、マスクをすると呼吸がしにくくなり危険です。また、マスク内に熱がこもることで、熱中症になってしまう恐れもあります。

以上の理由から、2歳未満のこどもはマスクの「しなくてよい」というよりむしろ、することを推奨されていません。実際、筆者のこどもたちが通っている保育園でも、未満児クラスのこどもたちはマスクをしないで生活をしており、2歳児クラスは年少になる直前の1月、多くのこどもが3歳を迎えたころから、マスクをつける指導が始まります。

高齢者にはマスクの危険はない?

小さなこどもだけでなく、高齢者もマスクの扱いには注意が必要です。夏場になるとエアコンをつけずに過ごして熱中症になる高齢者、エアコンをつけていても水分を十分にとらずに「隠れ熱中症」になってしまう高齢者は少なくありません。

こういった高齢者がマスクをすると、熱中症のリスクが高まります。マスクを装着しての外出前には水分をしっかり取ること、慣れないマスクは体調不良の原因となるので、外出が少ない方は家のなかでもマスクをつけて過ごすなどして、感染症以外の不調を引き起こさないことも大切です。

その他、マスク着用で注意したいのは…

マスクの着用が当たり前になっている時代ですが、つけないほうがよい乳幼児以外に「つけたくてもつけられない」という方が存在します。

たとえば発達障害や脳の障害、感覚過敏、呼吸器系の疾患、皮膚の病気など、さまざまな理由でマスクにより体調が悪くなる、肌に傷みやただれなどが生じるという方は少なくありません。

コロナのまん延により「マスクをしていない人はおかしい」という風潮が強くなり、一時期は「マスク警察」とも揶揄されるほどマスクの有無について過敏になり、マスクをしていない人を攻撃する方もいました。事情があってつけられない人もいるということ、赤ちゃんなどはマスクをつけるべきではないことを1人でも多くの方が理解することで、こうした差別的な言動が減っていくのではないでしょうか。

これで感染予防!正しいマスクのつけ方は

ここからは、マスクの正しいつけ方を確認していきましょう。使用前のマスクはもちろん、外出などで使用したマスクの処分方法にも注意を払う必要があるので、ぜひ覚えてください。

マスクの着用手順

正しいマスクのつけ方は次の通りです。ここでは一般的な不織布マスクをつける前提で、説明させていただきます。

①上下・表裏を確認する
②プリーツを上下に伸ばしマスクを広げる
③マスクを顔に当て、ノーズピースを鼻の形に合わせる
④顔全体にフィットするように装着し、耳にゴムをかける

不織布のプリーツマスクは、上の部分にノーズピースといって、形を変えられる素材が使用されています。上下を間違えるとノーズピースが下になってしまうので、必ず向きを確認してください。

表裏についてはメーカーによって記載がされていないものもあります。どちらが表かわからない場合は、プリーツが下向きのほうが外側に向くようにしましょう。

マスクは鼻が出ていたり隙間が大きくできていたり、ゴムがゆるくて落ちてきてしまうようでは意味がありません。顔にぴったりとフィットさせ、外からの菌などの侵入をしっかりと防ぐようなイメージでつけるようにしてください。

使用済みマスクの取り扱いにも注意!

せっかく正しくマスクを使用していても、マスクを取り外して捨てる際に、外側についている菌によって感染してしまっては意味がありません。使用後のマスクを扱う際には、次の点に注意しましょう。

・外すときはゴムの部分を持ち、マスク表面に触れないようにする
・マスクの外側を折り込むように半分にして捨てる
・外したらすぐに手を洗う

感染症対策に最適なマスクの種類は

マスクは大きく、不織布・布・ウレタンの3種類があります。それぞれの特徴や使用時の注意点、感染症対策により向いているものはどれなのかを見ていきましょう。また、その他のマスクについても簡単にご紹介します。

不織布マスク

不織布マスクは、3種類のなかで最も飛沫の飛散を防止する効果が高いといわれています。使い捨てで衛生面も安心なので、感染症対策、という観点のみでみると、不織布マスクが最も有効だといえるでしょう。

ただし不織布マスクは通気性があまりよくないので、長時間使用すると息苦しい感じがするかもしれません。暑い場所で使用すると熱中症のリスクがあるので、感染対策以外の安全性についても考えながらマスクを選ぶことをおすすめします。

また、使い捨ては衛生的ですが、コストがかかるので経済的とは言えません。

布マスク

布マスクの主な素材はガーゼです。使い捨てマスクの売り切れが続出した際には、好きな布を使ってハンドメイドをする方も多く居ました。不織布マスクより通気性はよいですが、感染防止の面はやや不安です。

ただし、布マスクは洗って繰り返し使えるので経済的かつ環境にも優しいといえます。こどもは熱中症のリスクを抑えるためにも、布マスクを使うとよいのではないでしょうか。

ウレタンマスク

ウレタン素材でできているマスクは3種類のなかで最も通気性に優れており、また繰り返し使用できることからそれなりの耐久性も持ち合わせているといえます。しかし、ウレタン素材の通気性のよさは繊維のあいだの隙間の広さによるものなので、感染防止の効果は薄いです。

ファッション性が高く人気のウレタンマスクですが、スポーツをする際や暑い場所でのみ使用し、電車や人込みなどの「密」な場所では使用を避けることをおすすめします。

その他のマスク

一般的に家庭で使用されるのは上記の3種類のマスクですが、このほか医療現場で使用される、感染防止の効力が強い医療用マスクもあります。

外科手術などで使用される医療用マスクは、最近ではドラッグストアなどで一般の方も購入できるようになっており、最も高い感染防止効果を求める場合には、医療用マスクがおすすめです。

ただし医療用マスクは一般的な不織布マスクよりも価格が高いので、本当に必要なときのみ使用するつもりで購入するとよいでしょう。

年齢?用途?マスクの選び方

大きく3種類のマスク、どれを選ぶかは人それぞれですが「選ぶ際の基準を知りたい」という方も少なくありません。最後に、マスクの選び方のポイントをご紹介します。

シーンで選ぶ

通勤・通学や運動時、人の多い場所にいくときなど、マスクを使用するシチュエーションはさまざまです。先ほどもご説明した通り、運動のときはウレタン、人の多い場所では不織布といったように、シーンによってマスクを使い分けるのも1つの方法です。

着け心地で選ぶ

不織布マスクがもっとも感染防止効果が高いとわかっていても、不織布の素材で肌がかぶれてしまう、反対にウレタンだと肌に合わないなど、人によってさまざまな事情があります。

いくらよいマスクでも着け心地が悪ければ、仕事や学業、スポーツなどに支障を来す可能性もゼロではありません。

着け心地を基準にマスクを選ぶのも、1つの方法です。

デザインで選ぶ

マスク、と一言でいっても一昔前のような長方形のガーゼでできたようなものは少なく、プリーツや立体など、さまざまな形があります。自分の顔にフィットする、長時間つけていて呼吸や肌に負担にならないデザインのものを選ぶのもおすすめです。

また、最近は不織布、布、ウレタン関係なくさまざまなカラー、柄のものが販売されています。マスクをするのが当たり前になり、「マスクもおしゃれとして楽しみたい」という方も増えていますので、好きな形状、柄のものでぜひおしゃれも楽しんでみてください。

子どもも大人も正しいつけ方で身を守ろう

マスクを着用する2,3歳頃は、かわいいものも多く販売されています。また、大人用のマスクも豊富なデザインや素材で、選択肢は非常に幅広いです。

こどもはもちろん、大人も正しいマスクのつけ方を改めて理解し、好きなマスクで楽しく観戦対策をしていきましょう。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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