コロナ陽性!自宅療養の期間や経過観察の方法は?

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変異株・オミクロンが登場してから、季節柄もあり急激に陽性者が増加した新型コロナウイルス。まだまだ気を抜けない状況が続いていますが、筆者の住む岐阜県の田舎でも「とある高校」のクラスターが多方面に派生し、息子たちの通う保育園、幼稚園も数日間の休園を余儀なくされました。

そんななか、筆者、そして次男がまさかの感染。幸い症状はひどくはなかったものの、これまでにない経験をしました。

そこで、自宅療養と濃厚接触者の隔離期間に得た情報や感じたことを、記事にしたいと思います。

目次

筆者がコロナ陽性になるまでの経緯

まずは筆者が「陽性」と診断されるまでの経緯を説明します。在宅ワーカーで外出は子どもの送迎と週に1,2度の買い物程度である筆者がなぜ陽性になったのか、はっきりとした感染経路は不明ですが…

きっかけは子どもたちの通う園で陽性者が出たことでした。

次男が陽性、家族全員が濃厚接触者に

2022年2月の頭に、長男の通う幼稚園、次男の通う保育園で陽性者が出たと園からの一斉メールで連絡が入りました。その日の夜、長男、次男ともに陽性者が同じクラスにいたことから「PCR検査を受けてください」との電話があり、3日後に保健所にて検査を行いました。

検査結果の連絡が来たのは、検査翌日の夜、21時頃でした。結果は長男が陰性、次男が陽性。2人とも無症状だったため非常に驚きましたが、電話にて陽性者の様子や濃厚接触者である筆者、夫、長男の再検査についてのお話がありました。

追加の検査にて、筆者も陽性と判明

長男は一度検査をしていましたが、念のためということで再度検査を行うことに。私たち夫婦、そして検査日に保健所へ連れて行くために我が家へ出入りした実母の計4名のPCR検査は2日後に決定しました。

筆者の住んでいる地域を管轄する保健所では、検査は基本的にドライブスルー方式を取っており、窓を開けてマスクから鼻だけを出す、というスタイルでした。「鼻に棒を入れる」という情報だけは入っていたので、インフルエンザの検査のような痛みを想像していたのですが、奥のほうまでグリグリと入れられるということはなく、あっという間に検査は終わりました。

結果が出たのは翌日の午後で、夫、長男、実母は陰性、筆者のみが陽性とのこと。自分自身、目立った症状があったわけではなかったので次男の陽性に引き続き非常に驚いたことを今も覚えています。

陽性者、濃厚接触者の療養・隔離期間について

コロナ陽性者とその家族、ということで夫と長男は濃厚接触者扱いに。症状が軽かった私、無症状だった次男は「自宅療養」をすることとなり、濃厚接触者も一定期間自宅での待機が決定しました。

療養機関、自宅待機期間については、どのように定められているのでしょうか。

濃厚接触者の隔離期間

厚生労働省によると、濃厚接触者の待期期間は「感染者と最後に接触した日から7日間」と定められています。実母は別居なので、最終接触日である次男の検査日から7日間が隔離期間となりました。

同居家族の濃厚接触については、看病などもあるため最終接触日は「療養解除日」に定められています。夫と長男の自宅待機終了の連絡が来たのは、次男・筆者の療養解除から7日後でした。

陽性者の自宅療養期間

陽性者の自宅療養期間は、症状がある場合と無症状の場合で異なります。症状がない場合は検査で陽性と判明してから7日間、症状がある場合は「症状が出た日から10日以上経過」しており、かつ「症状解決から72時間以上」が経てば検査なしで復帰ができるそうです。

次男は無症状だったので、検査から1週間後に自宅療養終了の連絡が入りました。筆者は頭痛と倦怠感、咳、くしゃみなどの軽い症状が検査の前にあったので(花粉症だと思っていました)、検査日よりも前が発症日ということに。症状がなくなってから3日後、次男と同日に自宅療養終了の連絡が入りました。

ちなみに、療養期間中に発熱などの症状が出れば再検査を行ったり、療養期間を延長したりしなければなりません。そのようなことがなく、恐らく最短で療養期間を終了できたのは、不幸中の幸いだったと思っています。

岐阜県における経過報告の方法

自己紹介記事でも少しお話させていただいていますが、筆者が住んでいるのは岐阜県です。ここからは、岐阜県における陽性者、濃厚接触者の経過報告の方法をご紹介します。

経過報告については自治体によってやり方が異なると思いますので、あくまでも参考程度に読んで頂ければ幸いです。

濃厚接触者の場合

濃厚接触者は「地域の保健所」の管轄で経過の観察がされます。次男が陽性と判明してから、隔離期間が終了するまで、夫と長男、そして別居の実母は、毎日保健所に体温と体調の報告を保健所に申告していました。ちなみに筆者も、陽性と判明するまでの数日間は濃厚接触者として保健所管轄で体調管理をしていただいていました。

方法は「電話」と「ネット」の2通りあり、毎日保健所から確認の電話が来る、もしくはネット上で体温や体調を入力する、というものです。実母は電話での経過報告を希望したそうで、毎日保健所から確認の電話がかかってきたと話していました。

我が家はネットでの経過報告を希望し、個々の管理番号がメールで送られてきました。ネットでの申告は朝の9~10時くらいまでが期限らしく、一度報告が遅くなり電話がかかって来た日も…。それからは毎日起きたらすぐに経過報告をするようにしました。

それ以外に電話がかかってきたのは、隔離期間終了の日のみでした。

陽性者の場合

陽性になると、地域の保健所ではなく「県」の管轄になります。岐阜県は「感染症対策調整課」というものがあり、恐らくここから自宅療養に関するお話や、物資の要否についての電話がありました。

陽性者の経過報告は「ネットで行ってください」といわれ、管理番号がメールで送られてきました。濃厚接触者の入力フォームは管理番号・管轄となる保健所・体温・体調のよい・悪いという4項目のみでしたが、陽性者はさらに細かく、体温のほかに酸素濃度、咳や頭痛、倦怠感、嘔吐などの有無についても毎日入力しなければなりませんでした。

陽性者に支給・貸与されるもの

「コロナ陽性者は食料がもらえる」と、以前陽性になった遠方の友人から聞いていましたが、今回、我が家も物資をいただきました。支援物資を含め配布、貸与などをされたものをご紹介します。

【全員に配布】自宅療養のしおり

自宅療養者には、保健所から「感染防止協力依頼書」というものが届きます。私と次男にも、下のような依頼書が届きました。

保健所からの感染防止協力依頼書

依頼書の上半分はこのようになっており、下には使命と住所、協力を求める期間について記載されています。

また、依頼書とともに「自宅療養のしおり」が同封されていました。

同封されていた自宅療養のしおり

こちらのしおりには、自宅療養の準備や療養期間について、食料品・日用品の配送について、自宅療養の終了について、災害発生時の避難についてなどさまざまな項目が細かに記されています。

筆者も一通り目を通しましたが、ゴミの捨て方なども図を用いてわかりやすく書いてあり、非常に参考になりました。

【希望者に貸出】パルスオキシメーターと体温計

経過報告の項目には、酸素濃度と体温があり、毎日これらを計測する必要があります。自宅に体温計やパルスオキシメーターがない、という方もいるので、希望をすれば無料で貸し出してくれるようです。

我が家もパルスオキシメーターは持っていなかったので、貸出を希望しました。体温計もセットで入っており、返却用のレターパックと梱包資材も同封されていました。

パルスオキシメーター、体温計ともに新しいものでしたがそれぞれパッケージに番号が振ってあり、「他の方も使用するので必ず返却してください」との注意書きがありました。

【希望者に支給】支援物資

自宅療養者は外出ができないので、当然日用品や食料を買いに行くこともできません。そこで、希望者には1週間分の食料を支給してもらえます。我が家も希望をし、2日後には物資が到着しました。

自宅に届いた支援物資

大きな段ボールいっぱいに、食料品と日用品が少々入っていました。支援物資の詳しい内容については、別記事にてご紹介させていただきます。

おわりに…

今回は、コロナ陽性者、濃厚接触者の隔離期間や経過報告の方法、受け取れるものなどをご紹介しました。筆者は感染対策を徹底し、外出を自粛していても、知らず知らずのうちに感染してしまう可能性があること、感染すると自身はもちろん、同居する家族にも負担がかかることを痛感しました。

まだまだ気を抜けない時期が続きますが、徐々に感染者が落ち着いていくこと、自宅療養期間などについて見直されていくことを期待したいですね。

皆様も、体調にはくれぐれも注意しながらお過ごしください!

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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