海底噴火とは?津波や軽石によるさまざまな災害にも注意!

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火山は地上で見えるだけでなく、海底にも潜んでいます。海のなかなら心配ないと思われるかもしれませんが、海底火山も噴火の恐れがあることに違いはありません。

海底噴火が起こると、周辺地域にはどのような影響が起こるのでしょうか?

今回は、海底噴火のメカニズムや影響を解説します。また、海底噴火が起こることを想定してできる対策についても触れているので、危険性を知り万一への備えを行いましょう。

目次

海底噴火とは「海底火山の噴火現象」

海のなかにも火山は存在し、なかには活動をしており噴火をするものもあります。

海底噴火に関する知識があまりない場合「水のなかで噴火するなら地上よりも被害が少なそう」と思いがちですが、マグマと海水が接触することによりガラス質の火山灰が大量発生する、噴火の衝撃により津波が起こるなど、甚大な被害を及ぼすため危険です。

海底噴火の仕組み

海底噴火がどのように起こるか、その仕組みを確認しましょう。海底火山の噴火も地上の火山の噴火も、基本的なメカニズムは同じです。

しかし、海中では水圧がかかるため、深海にある火山が噴火した場合、地上でのような爆発的な噴火が起こる可能性は低くなります。深海ではマグマのなかの水分が水蒸気にならないのも、大きな噴火につながらない理由の1つです。

なかには浅い海に存在する海底火山もあり、こうした火山が噴火を起こすと、マグマ中の水分だけでなく周辺の海水も水蒸気となり、大きな爆発を起こすことがあります。

深海の火山にももちろん注意が必要ですが、浅海にある火山のほうが影響が大きいといえるでしょう。

なぜ海のなかから火が出るの?

海底火山が噴火をしても、海中で爆発が起こるため地表に噴出物などが出てくることはあまりないように思われます。しかし、実際は地上にある活火山のように煙やマグマなどが噴出することも少なくありません。

前述のように、深海部で起こった噴火は被害も抑えられ、地表に噴き出すものも少ない傾向です。しかし、浅海部での噴火は地表までの距離が近いので、さまざまなものが噴出することになります。

また、深海部でも噴火が続くとマグマが溜まっていきます。それが山のように積みあがっていくと、マグマがそのなかを高温のまま通過し地表に噴出するようになり、火が出ているようにみえるのです。

海底噴火の被害は津波と軽石の大きく2つ

海底噴火による被害は周辺地域への「津波」とマグマが固まってできる「軽石」の大きく2つです。

津波

海底噴火が起こるとその衝撃により、津波が起こることがあります。地震と津波の関係性は多くの方が理解していますが、火山噴火や沿岸の山崩れなどが津波を引き起こすことは珍しくありません。

軽石

火山が噴火してマグマが噴出されると、ガスが放出された状態で固まるので、噴出したマグマが急冷されるときめ細かい岩石になります。しかし、急冷されて固まるとガスが膨張しながらマグマが固まるのでスカスカの状態になるのです。これを軽石といいます。

軽石はその名の通り軽い石で、海中に沈みません。水がしみこめば沈んでいきますが、複雑な隙間に海水がなかなか入り込まず、海面を長期間漂い続けることになります。

大量の軽石が海面を漂うと、航路や漁業に影響を及ぼすことに。船が軽石を巻き込んでしまうため、漁師が作業をできない、フェリーやタンカーなどが港に接岸できないといったトラブルが起こり、離島の住民の生活などにも問題が生じてしまいます。

海底噴火の例:トンガ海底火山噴火による影響

日本時間2022年1月15日の午後1時頃に起こった、トンガの海底火山の大規模噴火は、記憶に新しい方もいるでしょう。日本から8000キロも離れたトンガでの災害は、現地はもちろん多くの地域に影響を及ぼしました。

世界のさまざまな地域を津波が襲う

今回の噴火により、世界中のさまざまな地域を津波が襲いました。トンガから離れたチリでは1.7m、アメリカでは1~1.3m、日本でも1メートル以上の津波を太平洋側で観測。これは噴火の衝撃はもちろん、急激な空気の膨張などによる周辺の気圧の変化が、待機の波動として広がったことが影響しているのではないかといわれています。

ちなみにトンガから遠く離れた地域に大きな津波が起こったにもかかわらず、トンガから近い地域、ミクロネシアで観測した津波は10~30センチほどと小規模なものだったそうです。

今回の噴火と世界各地の津波の関係性などは、専門家の方々によって今も調査されています。

軽石による影響にも不安

今回の噴火は非常に規模の大きなものだったため、噴火した海底火山周辺には、大量の軽石がまき散らされています。

これまでも海底火山の噴火による軽石の被害は、日本、そして世界中で深刻視されていました。トンガや周辺地域でも今後、軽石による深刻な被害が及ぶのではないかと予想されています。

現地では多くの被災者が発生

海底ケーブルの損傷のため電話やインターネットなどの通信が遮断され、噴火当初はなかなか現地の状況がわかりませんでした。徐々にわかってきた情報によると、首都のあるトンガタプ島ではビーチの木々が倒れ、枝が散乱している状態に。

海底火山から70キロほど離れた場所にあるノムカ島は、上空写真を確認すると火山灰が一面を覆い、住宅が見えないという事態に陥っています。

トンガ政府によると、トンガ全土で3人が死亡、けが人も多数出ているそうです。未だ被害の全貌はつかめていませんが、海底火山噴火による被災状況が非常に深刻であることはわかります。

海底噴火への「備え」でできることは

海底噴火のなかには小規模なもの、深海部で発生したものなどで私たちの生活にほとんど影響を及ぼさないものもあります。

しかし、今回のトンガでの海底噴火のように広範囲に影響を及ぼすものもあるため、特に沿岸部に住んでいる方は日頃からさまざまな備えをしておくようにしましょう。

通常の火山噴火と同様の対策をする

海底噴火の規模が大きいと、噴煙が数百キロ先にも広がる、火山灰が飛んでくるといった被害が及びます。

火山灰は吸い込むと咳が出る、肌に触れると炎症が起こるなど人体への影響も深刻なため、防塵マスクや長袖の服、ゴーグルなどでしっかりと身を守るようにしましょう。

津波も想定し、避難経路の確保も

海底噴火と津波の関係は密接なため、海底噴火が起こったら津波が起こることも想定しましょう。

津波の危険地域に住んでいる方は、日頃から避難経路を確認すること、万一のときの避難方法を家族と話し合っておくこと、海底噴火により津波が起こる可能性を理解しておくことなど、情報の定着・共有を忘れないでください。

日頃から備蓄や防災セットなどの準備も忘れずに

海底噴火に関わらず、さまざまな災害はいつ起こるかわかりません。非常食の備蓄や防災セットの準備・点検などを怠らず、もしもの時に備えましょう。

火山噴火、海底噴火の影響を受ける可能性がある地域の方は、防災セットのなかには防塵マスクやゴーグルといった、噴火の際に活用できるアイテムも入れておくといざというときに便利です。

海底噴火について知り、考えよう

海底噴火のメカニズムやさまざまな影響について、知ることはできたでしょうか。海底噴火の規模が大きくなれば、その被害も甚大なものになりかねません。

噴火に備えてできることは何かを考え、防災用品の準備や知識・情報の共有を行っていきましょう。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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