災害時の連絡手段「WEB171・公衆電話」の使い方をクイズでチェック!

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日頃、わたしたちの生活における連絡手段と言えば、そのほとんどが携帯電話やスマートフォンになっています。

しかし、災害時は停電などによって、それらがつかえなくなってしまいます。

そのようなときに役立つのが「WEB171」や「公衆電話」。

そこで今回は、これらの機能や使い方をクイズ形式(全8問)で解説してみました。

いざという時、大切な人へメッセージを伝えることができるよう、クイズに挑戦しながら学んでみましょう!

目次

「WEB171」はインターネットをつかった連絡手段

WEB171」は、災害時にNTTが提供するサービスで、パソコンやスマートフォン・携帯電話などから、伝言メッセージを登録(または確認)することができるものです

サービスは無料(インターネットへの接続料やプロバイダ利用料などは別途必要)で利用できます。

では、さっそくWEB171についてのクイズに挑戦してみましょう!

WEB171が利用できるのはいつ?

問題1|WEB171 は、「震度6以上」の地震が発生したときにだけ、提供されるサービスである。

正解|×
WEB171は、地震に限らず台風や豪雨といった災害時にも提供されることがあります。提供するかどうかは、被災地を管轄するNTT東日本(またはNTT西日本)が、電話の通信状況をかんがみて判断します。提供する際は、テレビやラジオなどで周知されます。

ちなみに、現在(2022年9月27日)は台風14号の発生に伴ってサービスが提供されており、その旨がWEB171のお知らせ欄に表示されています。

次は、伝言メッセージを登録(または確認)する方法についてのクイズです。

WEB171の利用方法は?

問題2WEB171では、「電話番号」を入力することでメッセージを登録(または確認)することができる。

正解|○ 
WEB171の利用方法は、WEB171のサイトにアクセスして、伝言メッセージを残したい人の電話番号(または、メッセージを確認したい相手の電話番号)を入力します。

伝言メッセージは「最大100文字」「最大20件」まで登録することが可能です。詳しくはこちら(NTT東日本NTT西日本)から確認でき、英語中国語韓国語による説明を見ることもできます。

次は、伝言メッセージの登録にともなう便利なサービスについてのクイズです。

WEB171の便利な使い方とは?

問題3|WEB171では、災害時に伝言メッセージを届けたい相手先を、あらかじめ登録しておくことができる。

正解|○
WEB171には、災害時に自分が残した伝言メッセージを、あらかじめ登録しておいた相手先に自動で通知するサービスがあります。

相手先の氏名・メールアドレスは最大10件・電話番号が最大1件、登録できます。電話番号を登録した相手先には、伝言メッセージが音声で通知されます。 

これらの登録は、WEB171サービスが提供されていない平常時でも可能なので、あらかじめおこなっておくと災害時でもあわてずに利用できるでしょう。

次は、災害時でなくとも、WEB171に伝言メッセージを登録(または確認)できる日についてのクイズです。

WEB171を体験できる日とは?

問題4|WEB171を体験することができるのは、「毎月1日」と「防災週間」である。

正解|×
WEB171を体験できるのは、次のとおりです。
毎月1日, 15日 (00:00~24:00)
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間 (8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間 (1月15日9:00~1月21日17:00)
(参考元)NTT東日本「災害用伝言板(web171)体験利用のご案内」

災害下では、ふだんなら落ち着いてできることもできなくなってしまうことがあります。いざというとき「使い方がわからない・・」とならないよう、事前に体験しておくと安心ですね。

ここまでは「WEB171」の機能と使い方について学びました。
次は「公衆電話」に関するクイズに挑戦してみましょう。

「公衆電話」は災害時の連絡手段として欠かせない

大きな災害時には、携帯電話やスマートフォンには通信規制がおこなわれますが、公衆電話は通信規制の対象外となっています。また、公衆電話は災害時の連絡手段に限らず、スマートフォンを忘れたときや通信障害がおこったときにも便利な存在です。

では、クイズをはじめましょう。

公衆電話でつかえる硬貨は?

問題5|公衆電話でつかえる硬貨は「10円」「50円」「100円」である。

正解|×
公衆電話で50円は使えません。公衆電話で使える硬貨は「10円」と「100円」です。防災ポーチなど災害時の備えには、これらの硬貨もいれておくと安心ですね。

緊急通報(110番・118番・119番)や災害用伝言ダイヤル(171番)は無料でつかうことができます。

次は、公衆電話の通話料金についてのクイズです。

公衆電話「10円」で携帯電話にかけたら、どのくらい話せる?

問題6|公衆電話から携帯電話にかけた場合、10円で話すことができる時間は「約1分」である。

正解|×
公衆電話から携帯電話にかけた場合、10円では「約15秒」しか話すことができません。硬貨は一度に何枚か入れることができるため、10円玉を多めに入れる、あるいは100円玉を入れると、それよりも長く話すことができますね。

余分に入れた10円は戻ってきますが、100円を入れてもお釣りは出ないので、気をつけましょう。

ちなみに、固定電話にかけた場合は10円で約1分、話すことができます。

(参考)NTT東日本「公衆電話料金」https://www.ntt-east.co.jp/ptd/contents/mag_public_charge.html

公衆電話の機能がわかったところで、次は実際のかけ方を学びましょう。

公衆電話のかけ方は?

問題7|公衆電話の正しいかけ方は、次の3ステップである。
 ステップ1:受話器をもち上げる
 ステップ2:お金を入れる
 ステップ3:電話番号をボタンで押す

正解|○
公衆電話で電話をかけるには、はじめに「受話器をもちあげる」必要があります。また、ボタンで電話番号を押す必要もありますが、災害下ではパニックになり、覚えている番号でもすぐ思い出せなくなってしまうかもしれません。念のため、電話番号をメモに書いて備えておくと安心ですね。

災害時には停電になることもあります。そんなとき公衆電話はどうなるのでしょう。

停電のとき公衆電話はつかえる?

問題8|公衆電話は停電になると使えない。

正解:×
公衆電話は停電のときでもつかうことができます。ただし、テレフォンカードはつかえないので、注意しましょう。

災害時だからこそ連絡手段を確保できるようにしよう

非日常である災害時は、肉体的にも精神的にも大きな苦痛をともないます。だからこそ「連絡がとれる」状況にあることは、災害時におけるひとつの安心材料になり得るでしょう

そのために「いまできることをする」、それが災害への備えであり防災対策と言うことができます。

WEB171(NTT東日本NTT西日本)では、自分のメッセージを届けたい相手先を事前に登録しておくことができますし、公衆電話がある場所を検索しておくことも可能です(NTT日本NTT西日本)。
※NTTの対象地域:NTT東日本「北海道・東北・関東・甲信越」、NTT西日本「北陸・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄」。

ぜひ、これらの防災対策をおこなって、災害時の連絡手段を確保できるようにしておきましょう。

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(以上)

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

東北出身&在住フリーライター。
広告代理店・NPO・行政で勤務後、在宅ワーカーに転身。
妊娠中に東日本大震災に遭い、津波から避難・仮設住宅で子育てをする。
本サイトでは「命を守るために知っておきたいこと」「日常に潜むリスクへの備え」などについて発信します。
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