キキクルとは?気象庁が公開する大雨洪水警報の危険度分布・キキクルの使い方をご紹介!

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「キキクル」という言葉を聞いたことがありますか?

最近では、テレビの天気予報などでも紹介されることが多くなりました。

キキクルは、「大雨」の際にぜひ活用していただきたい防災情報の1つです。

今回は、キキクルについて詳しく解説します。

目次

キキクルで、土砂、浸水、洪水災害の危険度を知ることができる!

キキクルとは、気象庁が発表する大雨洪水警報の危険度分布で、大雨による災害の危険度を5段階に色分けして、リアルタイムに表示をしてくれるマップのことです。

なんとマップは、10分毎に更新されます。

地図上で危険度を確認することができるので、私たちはキキクルを活用することで、避難のタイミングを知り、早めに避難をすることが可能となります。

確認できるのは「土砂災害」「浸水害」「洪水災害」の3つの危険度

キキクルで、確認できる災害の危険度は「土砂災害」「浸水害」「洪水災害」の3つです。

それぞれの災害キキクルの特徴を解説していきます。

土砂キキクル

土砂キキクルは、別名「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」と言い、大雨による土砂災害発生の危険度を示す情報です。

大雨警報(土砂災害)や土砂災害警戒情報等が発表されたときには、土砂キキクルを確認することで、どこで土砂災害の危険度が高まっているのか把握することができます。

浸水キキクル

浸水キキクルは、別名「大雨警報(浸水害)の危険度分布」と言い、大雨警報(浸水害)などが発表されたときに、実際にどこで浸水害の発生の危険度が高まっているのかを簡単に確認することができます。

以前は、「雨量基準」により大雨警報(浸水害)・大雨注意報の発表判断をしていましたが、現在はより短時間強雨による浸水害発生との相関が高い「表面雨量指数の基準」を用いているため、より信頼できる情報となっています。

洪水キキクル

洪水キキクルは、別名「大雨警報(浸水害)の危険度分布」と言い、危険度の判定には3時間先までの流域雨量指数の予測値を用いており、中小河川の特徴である急激な増水による危険度の高まりを事前に確認することが可能です。

また中小河川だけでなく、大河川で洪水の恐れがある際に発表される指定河川洪水予報についても表示がされているので、中小河川、大河川どちらの洪水危険度も合わせて確認することができます。

キキクルの使い方をご紹介!

大雨による災害の危険度を知ることができるキキクル。

キキクルは、どのように活用したらよいのか解説します!

検索、アプリで簡単に確認できる!

キキクルは、気象庁のホームページで簡単に確認することができます。

https://www.jma.go.jp/bosai/risk/m_index.html#zoom:9/lat:35.210844/lon:139.187164/colordepth:normal/elements:flood

また現在は5つの事業者が気象庁と協力し、キキクルのプッシュ通知サービスを行っています。

事前に登録しておくと便利です!

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/ame_push.html

危険度を5段階で確認!

キキクルは、危険度が下記の5段階に色分けして示されます。

・「極めて危険」→濃い紫色

・「非常に危険」→うす紫色

・「警戒」→赤色

・「注意」→黄色

・「今後の情報等に留意」→無色

5段階の危険度のうち「極めて危険」を示す濃い紫色が出現した場合には、すでにその時点で命の危険が及ぶレベルの土砂災害が発生してもおかしくないほどの状況ということを示します。

その為うす紫色の表示がされた時点で、速やかに危険な場所からの避難を開始し「極めて危険」を示す濃い紫色に変わるまでに避難を完了しておく必要があります。

危険度を確認、避難をするべきタイミング

気象庁では、下記のように対象者別で避難をするべきタイミングを呼びかけています。

「高齢者」→「警戒」赤色

「一般の方」→「非常に危険」うす紫色

もちろん、こちらはひとつの目安です。

大雨の場合周辺道路の状況が悪化し、いざ避難をしようとする際に避難ができなくなってしまうという可能性もあります。

その時の状況にもよりますが、以下のような判断、行動も必要な場合があります。

・自分の住む地域の避難所が開設された時点で避難をする

・家の周りの道路状況が危険な場合、家の2階以上にいるようにする

キキクルの危険度情報と自治体から発される避難警報や指示は、連動しているわけではありません。

スマートフォンやパソコンなどの電子機器を使用をしていないなど、キキクルを確認することが難しい高齢者のご家族や知人がいらっしゃる方は、ぜひ情報を教えてあげてください。

掲載元:「気象庁」

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html

キキクルを活用して、大雨・洪水の危険度を把握しよう!

いかがでしたか?

大雨などの悪天候の日が多い昨今、指示を待つ前に自ら情報を得ることが命を守る1つのポイントのように感じます。

大雨はたった1分の時間でも状況が激変することもある、とても恐いものです。

現代は、便利な世の中だからこそ得られる情報が沢山あります。

中には、誤った情報や嘘の情報もあるかもしれません。

キキクルは気象庁が公式にデータを表しているものなので、安心して利用することができます。

これを機に、天気予報と合わせてキキクルを確認する習慣をしてみませんか?

 

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

夫、娘、犬と暮らす新米ママライター。
大学卒業後、ホテルやキャンプ場で働く。自然の多い山梨県と静岡県に移住したことで、防災について関心を持つ。防災の他に、旅、子育て、キャンプなどの記事を執筆しています。
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